2010年01月22日
日本が持つ美しさ
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる
(藤原敏行・古今集169)
ずいぶん前に新聞のコラムで読んだのですが、日本民族の特徴で他の民族にもあるものを消していくと、最後に残るのは季節の変化に対する鋭敏さなのだとのことでした。
季節の変化を鋭敏に感じることが出来る自然環境が日本(の国土)にはあります。その変化そのものと変化を感じるこころを日本民族は大切にし、またそれぞれに美しさを感じてきたように私は思います。
そしてそのような自然環境に親しさと畏敬の念を感じて自然との共生を図ってきた。それが古来よりの日本文化なのかなぁなどと思ったりもします。
正月、節分、ひなまつり、お彼岸、端午、七夕、お盆などなど。日本の季節の行事は信仰と習俗とがないまぜになっているようです。(バレンタイン、クリスマスも?)
でも、自然よりの恵みなど、ありがたいものへの感謝を確認するものとして、大切にしていきたいなぁと思います。
やれやれと伸ばした足に炬燵猫
Posted by 281028 at 20:31│Comments(4)
│随想
この記事へのコメント
昨日、公園を歩いていたら、梅も、ボケも、すっかりつぼみを膨らませてました。
こんなに寒いのに、もう春を感じさせるものがたくさん!!
なんだかんだ言って、自然が教えてくれることはたくさんあるなぁと実感した次第です(#^.^#)
こんなに寒いのに、もう春を感じさせるものがたくさん!!
なんだかんだ言って、自然が教えてくれることはたくさんあるなぁと実感した次第です(#^.^#)
Posted by のりちゃん at 2010年01月25日 08:56
のりちゃん。コメントありがとうございます。
この記事は、実は貴ブログの記事「美しい国」に触発されて書いたものです。(^^ゞ
季節を感じる心って大切だなぁと思います。
忙しいという字は心を亡くすと書きますが、忙しさにカマけていると季節の変化に気付けずにいたりしますよね。
それって、人の心の機微にも気付けないということのようにも思うんです。
言挙げしない自然のことばを聞き取るところに、粋さがあるような気がしています。
この記事は、実は貴ブログの記事「美しい国」に触発されて書いたものです。(^^ゞ
季節を感じる心って大切だなぁと思います。
忙しいという字は心を亡くすと書きますが、忙しさにカマけていると季節の変化に気付けずにいたりしますよね。
それって、人の心の機微にも気付けないということのようにも思うんです。
言挙げしない自然のことばを聞き取るところに、粋さがあるような気がしています。
Posted by 281028
at 2010年01月25日 12:22

そうだったんですか!
「美しい国」という言葉から連想されることっていろいろありますね(#^.^#)
おっしゃる通り、季節の移り変わりに敏感になることも、人の心の動きに敏感になることも、どこか通じるところがあるかもしれないですね。
まったく話しは変わりますが、281028さんは、自然のことばを「聞き取る」んですね。
私もそうなんです。
でも人によっては、「自然の表情を読み取る」とか、「匂いをかぎとる」とか「行動を読みとる」とか、いろいろあるんだろうなぁと。
そんなことも感じる次第です。
ほんま関係ないことをすいません(^^ゞ
「美しい国」という言葉から連想されることっていろいろありますね(#^.^#)
おっしゃる通り、季節の移り変わりに敏感になることも、人の心の動きに敏感になることも、どこか通じるところがあるかもしれないですね。
まったく話しは変わりますが、281028さんは、自然のことばを「聞き取る」んですね。
私もそうなんです。
でも人によっては、「自然の表情を読み取る」とか、「匂いをかぎとる」とか「行動を読みとる」とか、いろいろあるんだろうなぁと。
そんなことも感じる次第です。
ほんま関係ないことをすいません(^^ゞ
Posted by のりちゃん at 2010年01月26日 08:54
そういえば、吉野弘作詞、高田三郎作曲の合唱組曲で『心の四季』というものがあります。(学生時代に指揮を振りました)
その第1曲「風が」に次のように歌われています。
「人は 見えない時間に吹かれている」
「人は 見えない時間にみがかれている」
「私は 見えない時間に包まれている」
のりちゃんが感じておられるように、人も季節の変化の影響を受ける自然の一部といえるのかも知れません。
>自然のことばを「聞き取る」んですね。
意識してませんでした(笑)。
そういえばのりちゃんもチュリーちゃんをよく擬人化してますねぇ。
私は、人に対しては匂いや香りのイメージで認識することがあるのですが、人以外のものに対してはことばのイメージで認識することがあります。
それはもしかしたら、その人の敏感な部分に対応したイメージになるのかもしれませんね。
その第1曲「風が」に次のように歌われています。
「人は 見えない時間に吹かれている」
「人は 見えない時間にみがかれている」
「私は 見えない時間に包まれている」
のりちゃんが感じておられるように、人も季節の変化の影響を受ける自然の一部といえるのかも知れません。
>自然のことばを「聞き取る」んですね。
意識してませんでした(笑)。
そういえばのりちゃんもチュリーちゃんをよく擬人化してますねぇ。
私は、人に対しては匂いや香りのイメージで認識することがあるのですが、人以外のものに対してはことばのイメージで認識することがあります。
それはもしかしたら、その人の敏感な部分に対応したイメージになるのかもしれませんね。
Posted by 281028
at 2010年01月26日 12:21
